今日で8月も終わりです。「納涼歌舞伎」も無事に千穐楽を迎えました。
今月は「船弁慶」で四天王の芯をつとめ、その重責をひしひしと感じた月でした。後輩を率いながら全体のバランスを気遣うとの作業は、自分が想像していたよりも大変なものでした。「船弁慶」終演後はかなり疲労していた様で、周囲の方々に「疲れてる?」と声をかけられました。でもそれだけに、自分にとっては大きな経験で、今後につながる貴重な時間でした。
来月は舞台はお休みですが、「邦楽ジョッキー」の公開収録があったり、着物コンテストの審査員をさせて頂いたりと、楽しみなイベントが待っています。それから9月は、先日「邦楽ジョッキー」にゲスト出演下さった桐竹勘十郎さんが、文楽の公演で東京にいらっしゃいます。今回はシェイクスピア作品の「テンペスト」を上演なさるそうです。勘十郎さんより前に「邦楽ジョッキー」に登場頂いた豊竹咲甫太夫さんも「テンペスト」にご出演だそうで、僕はラジオ番組で繋がったご縁を大事に、来月は文楽を観に行こうと計画しています。観賞後には、感想をご報告いたしましょう。
現存の歌舞伎座で行う納涼歌舞伎も、千穐楽間近となりました。来年の8月はどこでどうしているのでしょうか?
22日に、歌舞伎会・稚魚の会による合同公演が国立劇場小劇場で初日を迎えました。毎年僕が歌舞伎座での納涼歌舞伎に出演している関係で、三人のお弟子さんのうち、一人は合同公演に出演し、二人は僕に付いて来てもらうとの習慣があります。今年は隆松君が合同公演に出演させて頂いております。僕も「船弁慶」終演後に国立劇場にかけつけました。出演者の皆さんの一生懸命の演技には、僕も観ていて身が引き締まる思いでした。他所のお芝居を観る事はとても大切な勉強です。歌舞伎以外でも、商業演劇や映画を観て何かを感じ取るのは、役者としてだけではなく人間としても成長する事だと思います。僕も、観て下さるお客様に何か感じて頂ける役者になりたいと願っています。
夏も真っ盛りですが、皆様夏バテの心配など大丈夫ですか?歌舞伎座の舞台は、連日もの凄く暑いです。
先日僕は舞台を観に行って来ました。赤坂アクトシアターで上映中のミュージカル「レント」です。ブロードウェイでロングラン公演されて居る大ヒット作品で、数年前には映画化されました。僕は、ただ好きな女優さんが出ていると言う理由だけで映画を観たのですが、この作品の大ファンになり、一度舞台を観てみたいと思っていました。特に今回の日本公演では、主演の二人が初演時と映画版を演じた俳優さんなので、是が非でも観たかったわけです。一緒に行ったのは、中村七之助君と「邦楽ジョッキー」にゲスト出演してくれた狂言師の三宅右矩君でした。二人とも僕と同様「レント」の大ファンで、感動して号泣したせいで、終演後は三人共目が真っ赤でした。この作品は一見の価値ありなので、「レント」の事をご存知の方もそうでない方も、是非とも赤坂アクトシアターに足運んで下さい。公演日は数残り僅かなので、お急ぎ下さい。
「八月納涼歌舞伎」初日を迎えました。暑い日々が続いてますが、夏バテせずに頑張ります。
皆様は、海水浴とか花火とか夏らしい事はもうなさいましたか?。先日神宮花火大会がありましたが、僕は知らずに花火大会真っ最中の神宮球場横を車で通ってしまいました。大変な大渋滞で、交通規制はされてるし人は一杯だしで、花火を観に来たわけじゃない僕にとっては苦痛以外の何ものでもありませんでした。それにしても、最近は暑い季節になると浴衣姿の若者を良くみかけます。嬉しい事です。夏だけでなく、普段から着物を着る習慣が若い世代に根付けば、彼らと伝統芸能や日本文化との距離が縮まる気がします。実は、こんな事を言う僕が仕事以外ではほとんど着物を着てないんですが…でも今年の夏は、僕も浴衣を来てお祭にでも行けたらいいなぁ。
