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2009年 09月
初自主公演! : 2009/09/26 [土]

当ウェブサイト「最新情報」欄でお知らせいたした通り、来る11月27日(金)、東京吉祥寺の前進座劇場にて、初の自主公演を行う事になりました。演目は「松の羽衣」と「太刀盗人」です。僕は”天女”と”すっぱの九郎兵衛”をつとめさせて頂きます。尾上音一郎さん市川左字郎さん澤村國矢さんにも出演してもらう事になりました。松也一門は後見をつとめます。「情熱も実力も華もある若手役者が、その力を存分に発揮出来る場所を作りたい」との思いで開催を決意しました。今回は僕が中心でありますが、今後はそうとはこだわらず、随時集まれる同志達が集まって、公演回数を重ねていきたいとの夢を持っております。その夢は、皆様のお力添え無くしては実現出来ません。出演者一同一生懸命頑張りますので、11月27日には前進座劇場へ是非ともお越し下さい。よろしくお願い申し上げます。

9月も半ばを過ぎて本格的な涼しさを感じ始めました。
先日東京国際フォーラムに、ミュージカル「アイーダ」を観劇に行って来ました。昨年の8月納涼歌舞伎で「野田版愛陀姫」に出演いたしたのですが、実のところアイーダという作品は歌舞伎でしか知らなかったので、今回のミュージカルを観に行くのがとても楽しみでした。
あたり前の話で恐縮ですが、まず出演者の皆さんの歌唱力が目につきました。主役から端役に至るまでの全員、歌が上手なミュージカルはあまり見た事がないので、とても驚きました。更に、男優の皆さんはずっと上半身は裸でいて、彼らの肉体美に感心しました。日頃の体形維持は大変だと思います。終演後客席はスタンディングオベーションでしたが、僕も大変満足しました。主役のアイーダを演じていらっしゃったのは元宝塚歌劇団の安蘭けいさんで、相手役のラダメスをなさっていたのは伊礼彼方さんでした。伊礼さんとは何度かお会いした事があり、終演後に楽屋を訪ねさせて頂きました。僕と年齢が近い、ミュージカルを中心に活躍されている俳優さんです。様々なジャンルで同じ世代の方が活躍しているのを目にすると、大変刺激を受けます。感動とともに、更なる意欲を僕に与えてくれた「アイーダ」でした。

盛夏が過ぎて気候も涼しくなり、今年も後半との感じが強くなってきました。
今日は文楽「天変欺止嵐后晴(てんぺすとあらしのちはれ)」を観に行って来ました。開演前に「邦楽ジョッキー」にゲスト出演頂いた、人形遣いの桐竹勘十郎さんにご挨拶をしました。同じくゲストでいらした豊竹咲甫大夫さんも出演していらっしゃいました。
シェイクスピア作「テンペスト」を文楽で上演という事で、非常に楽しみにしていました。僕自身「NINAGAWA十二夜」でシェイクスピア作品に関わらせて頂いてたので、他のシェイクスピア作品がどのように文楽の作品になるのか興味津々でした。開演してビックリ!とても分かりやすく、新作の違和感が無く、シェイクスピアを見事に文楽に溶け込ませていました。観劇中は、これを歌舞伎に仕立てたらどうなるかという事ばかり、ずっと考えていました。
今後も歌舞伎や文楽・能・狂言全ての伝統芸能で、新しい挑戦にいどみ、切磋琢磨し合えたらと想像していたら、とてもワクワクしてきました。先人達もきっとそういった事を繰り返していたからこそ、今僕も歌舞伎を演じていられるのだと思います。次は自分も挑戦し、いろいろな要素を取り入れる心を忘れない様にしようと、改めて思いました。
いつか「天変欺止」を歌舞伎で上演したい!